― 本質性能ならば永遠に ―
色々な技術が生まれては消えていきますが、最後まで残るのは本質性能に関わる技術です。
本質的な技術はシンプルであり、正しい理論に裏付けられています。
原因の理解が誤っていると、対策が複雑になっていきます。
例えば4輪操舵システム。 自動車の運動性能を圧倒的なまでに高めようと考え出されましたが、どうも人間の感性に合わない。 そもそもきちんと走れない原因が分かっていないのに、それをシステムで補おうとすると、せっかくコストをかけたのに、うまくできている普通の自動車のほうが気持ちよく走る。
最近でも、高級車や有名なスポーツカーに使われる場合がありますが、逆に素性に対する不信感を覚えます。
正しい理論で生まれた技術は、それほど複雑ではなく、本質的ですからコストも安く、永遠のスタンダードとして残るのです。
そんな例が、身近にたくさんあるのではないでしょうか。